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【介護】何のためにそれするの?パタカラ体操編

コロナウイルスの影響で、
お食事前のパタカラ体操を自粛中というお話がありました。
なるほど・・・飛沫感染・・・回避・・・
そもそもパタカラ体操ってお口の体操なのですが
パ・タ・カ・ラと発音することによって
噛む力、飲み込む力の維持・向上や
唾液の分泌の促進、発音がはっきりするなどの効果があるらしく
施設に来られる歯科衛生士さんの指導もあって、
パタカラ体操をするのが施設での習慣なのです。
確かに、今の時期、
お食事前にみなさんと一緒に
パ・タ・カ・ラと発声するっていうのは
改善したほうがいいかもしれないですよね・・・。
ただ、お食事前の唾液の分泌は促進しておきたいところ。
唾液には食べやすくするためだけでなくって、
口を通して、外部から入ってくる細菌などから
身体を守るための、免疫機能という重要な働きがあるそうです。
(kewpie 知っておきたい高齢期の食事から)
ってことで、唾液分泌促進のために
こんな提案をしてみました。
お食事前に
レモンとか、梅干しの写真を用意して、見ていただくだけ。
ほら、頭の中で考えただけで、唾液が出てきませんか?
お食事前に簡単に体を動かして、
最後に梅干しとか、レモンの写真を見ていただいて、
唾液をごっくんと。(^^)
お口の体操は、お食事後の口腔ケアの時に
おひとりおひとりに合わせて行えるかもしれません。
コロナウイルスの影響をマイナスにだけ捉えるのではなくって、
今までの業務やケアを見直すいい機会にしていきたいと思っています。